「エンディング産業展」とは、今年初めて開催されたエンディング産業に関する
専門展示会です。
葬儀のみならず埋葬や供養、神社仏閣の宗教関係者、自治体の生活衛生関連の方々など
人・設備・機器・サービスが集まって商談や情報交換をおこなうための場として、
東京ビッグサイトにて12月8日から10日までの3日間開催されました。
いつもお世話になっております、GSIの橋爪先生よりご縁をいただき、
マコセのオペレーター・グリーフサポートバディの中尾が初日のセミナー講師として
お話をさせていただきました。
「オリジナル礼状とグリーフサポート」というお題で45分間。
マコセがオリジナル礼状をはじめたきっかけから、なぜグリーフについて学んでいるのか、
学んだことによってオペレーターがどう変わっていったか、そして私たちがどんな想いで
取り組んでいるのかをお伝えしました。
普段はご家族のお話を聴くほうが専門であるうえに、社外に出て人前で話をすることに
いまだ慣れておりませんので、お聞き苦しい点も多々あったかと存じます。
けれども何千人、何万人もの方から教えていただいたことを、なんとかお伝えしたい。
たくさんいただいてきた、あたたかな気持ちを、優しさを、少しずつでもお返ししていきたい。
そんな想いで「オペレーター中尾美佳」なりに、精いっぱい気持ちをぶつけた45分でした。
会場の定員は55人と聞いてからずっと(ガラガラだったらどうしよう…)という不安に
悩まされていましたが、当日はなんと満員御礼!立ち見の方も10人以上いらっしゃって
感謝で胸が詰まってしまう瞬間もありました。
電話口でのご家族の方とのやり取りや、仕事上のみならず実際に私が体験してきた
グリーフにまつわる話を織り交ぜて進めていくうちに、あっという間に時間は過ぎて
いってしまいました。
顔なじみの方も大勢、涙をぬぐいながら私の話を聴いてくださって、終了後には
「すごくよかったよ!」「斜め前の男性が途中からずっと嗚咽されてましたよ」
「もうだめ、最初っから涙とまんなかった~」
「自分の過去を思い出して、泣いちゃいました」などなど…
すごくあたたかいお言葉をかけていただきました。
マコセの熱い想いを伝えていくための一助になれたでしょうか。
『想いを伝える』この理念を根底に。
『故人のため』そしてなにより『大切な方を見送るご家族のために』
私たちはこれからも全力で走り続けてゆくことを誓います。
たくさんの感謝と、たくさんの敬意を胸に… それでも受話器を握ったその瞬間には
心をまっさらにして、声なき声に耳を澄ませます。
すべてのご縁に、ありがとう。