今回は東京より、株式会社ジュディ・プレスの代表取締役 高橋 厚人様をお迎えして
お話し頂きました。
テーマは…「想いを伝える、自分史のチカラ」~ミニ体験もあるよ~
日頃「自分史」・「家族史」の編集・制作をされている高橋社長のお話は、私達お礼状制作の
現場にも通ずるものが沢山ありました。
いいものを書く秘訣は、お話を伺う相手の心をいかに開かせることができるか。
また自身が入りたいと思うかどうか。
喜怒哀楽を聞けば、その人の人生がわかる。
繰り返される言葉が柱。
書く時は淡々と。エピソードを重視して、決して感動を押しつけない。
等々、胸にストンと落ちる言葉ばかりでした。
また途中「ヒーロー・ヒロイン インタビュー」という体験ワークが組み込まれており、
その時間が最も盛り上がりました。
2人1組で互いをインタビューし、聞いた内容をフィードバック。その後、皆の前で
相手のことを1分間で紹介するという内容です。高橋社長がワークの説明を始めると、
一気にフロア中に緊張が走り、皆困惑した表情で顔を見合わせていました。
ところが、いざインタビューの時間になると、会話が弾んでガヤガヤ…騒音のレベルです。
発表の時も皆大きくうなずいたり、声をあげて笑ったりで、楽しい時間でした。
自分のことを他者に話し、何らかのフィードバックをしてもらうことで、自分では
気づかなかった一面が見えます。日々の取材の中で、このことが無意識に繰り返されて
いることを、実体験を通して知りました。
ご遺族が電話を切る時に、優しい声で「聞いてくれてありがとう」と仰ってくださる
意味がわかったような気がします。
今回、高橋社長からお礼状作りのヒントを数えきれないほど頂きました。
貴重なお話をありがとうございました。