マコセに入社した時の印象

まず感じたのは、「明るい」ということ。お葬式に関わる仕事なのに、会社に一歩足を踏み入れると社内はとてもオシャレで明るく大変驚きました。
実際に働くようになると、そうした外観ももちろんですが、業務が始まる瞬間にスタッフ全員の表情がキリッと変わることに驚きました。
深い悲しみの中にあるご遺族一人一人と向き合う仕事。妥協は決して許されません。それゆえ、やりがいのある仕事なのだと肌で感じました

入社してから今まで、どんな仕事をしてきたか

入社後すぐは文章作成オペレーターとしての基本を学ぶことで精一杯でしたが、2年目からは人事教育の仕事を、3年目からは対番といって弟子を持ち、師匠としてマンツーマンで指導を担当してきました。
また4年目には新卒指導のサブメンバーとして教育業務に携わってきました。文章作成オペレーターとしての仕事に、教育者としての職務が加わり、初めのうちは戸惑いや迷いが多くありました。「私に務まるだろうか」「正しいことを正しく伝えられるだろうか」そうした悩みは、今も少なからずありますが、だからこそ自分自身の教え方を都度振り返ることができています。現在は人事採用の業務をになっており、よりよい人材確保に努めています。

 
印象に残っている取材

よく雪の降る地域の方に取材を差し上げました。
お話くださったのは息子様。
お母様を亡くされ、お辛い中お話をして下さいました。息子様は口下手な方で、私の質問に一言二言答える程度でした。
思い出のお話も伺ったのですが、なかなか急には思い出せないご様子でした。そこで印象に残っているお母様のお姿を尋ねたところ、ポツリと「雪かきをしているところ」とおっしゃいました。
お母様はどちらかと言うと穏やかで物静かな方でしたが、大雪の日、自ら営む旅館の屋根にのぼり男の人と同じくらい雪かきに励んでいたそうです。
息子様は当時の光景が甦ったのか、少し声が震えていらっしゃいました。
それ以上多くは語られませんでしたが、お母様の旅館や家族を守ろうとする強さに感謝と尊敬の念を抱いたのだと気づきました。
それらをふまえ、また口下手な息子様に合わせ少ない文章で思いが伝わるよう意識しつつ作成したところ、後日葬儀担当者様からお礼のお電話を頂きました。
息子様は葬儀の準備中はずっと普段通りだったのに、校正確認でお礼状の原稿を読み上げたところ、突然嗚咽をもらし涙を流されたのだそうです。
お礼状作成は言わばご遺族の代筆です。息子様の思いを汲み取ることができ、その方の目を通して見たお母様のお姿を描くことができたのだと、とても嬉しく思ったことを覚えています。

 
今頑張っていること

仕事と家庭の両立です。昨年12月に結婚し、現在夫と二人暮らしをしています。
仕事を終え帰宅し2人分の家事をこなすのは大変ですが、精神的な支えを得たように感じます。
喜んでくれる人のため頑張りたいという思いは、仕事もプライベートも共通しています。

将来の夢、目標

この春からまた人事教育に携わることとなったので、より広い視野を持ちつつ指導に当たりたいと思っています。目標は、新人の方が安心して成長できる場を与えること。的確な判断ができるよう、努めてまいりたいと思います。
また長期的な目標としては、働くママになりたいと思っています。母親になることでまた新たな視点を得ることができるはずですし、何より我が子にとってかっこいいママでありたいと思っています。